従来の矯正治療では、歯を抜くことで歯が並ぶスペースを確保して治療をしていました。
歯並びがよくなるとはいえ、大切な歯を抜いてしまうというのには抵抗がある人も多いと思います。
しかし、床矯正では歯を抜かず治療を行うことができます!
床矯正はあごを広げて歯が並ぶスペースを取り治療を行うので健康な歯を抜かずに矯正することができます。
床矯正で私たちが伝えたいこと
お子様たちへ
・歯を使うことの大切さをお伝えしそれにより顔がきれいに成長すること。
保護者の方へ
「ただ歯並びだけをきれいにするために来院していただいているのではなく、小児歯科的治療を定期管理し、虫歯や歯周病のない健全な永久歯列完成を目指す」
という目標を持って来院していただきたく思っています。
床矯正のメリット
・歯を抜かずに治療が可能です。
・費用が安い。
・装置の取り外しが可能なので、食事や歯磨き、 ケアが簡単にできます。
・虫歯や歯周病になりにくい。
・幼い子どもでも予備治療ができます。
床矯正のデメリット
・装置をお口の中に入れていただけないと治療が長引く可能性があります。
・異物感や、違和感を覚えることがあります。
床矯正治療の方法は2種類
機能訓練:食生活や悪い習慣の改善。咀嚼訓練、唇や舌のトレーニングを行う。
機械的治療:矯正装置を用いて、歯や噛み合わせを治す治療。
床矯正の治療の流れ
初診相談
簡単なお口の中の検査をしてなぜ歯並びが悪くなったかをご説明します。
検査
レントゲン・お口まわりの機能検査など、様々な検査を行い、治療計画をたてます。
今しないといけないことを一緒に考えます。
床装置を使った矯正治療 | 筋機能訓練では矯正できない場合、床装置を用いて歯並び・噛み合わせを整えます。 |
筋機能訓練の場合 | 口のまわりの筋肉を強くしてバランスを良くし、正しく機能させるための訓練を行うことによって矯正装置を使わなくていい場合もあります。 |
床装置を使った矯正治療は定期チェック | 基本は2週間~1ヶ月に1度ご来院いただいて進み具合の確認を行い、装置を調節します。 |
筋機能訓練の場合は経過観察 | 筋機能訓練の効果を観察します。 |
筋機能訓練・保定
装置によって歯並びがきれいになったらしっかり咬めるようになるために食生活の改善、悪い習慣の指導をもう1度行います。
必要な方にはチューブ咀嚼訓練や舌の訓練を始めます。
メンテナンス
歯並びがきれいになるだけでなく、骨が安定し、きちんと咬めるようになり、悪い習慣がなくなれば矯正装置の卒業です。
装置を卒業しても、12才臼歯が萌出完了するまで虫歯のチェックをしながら生え変わりを管理します。
歯並びになにか問題が起きれば早めに対処します。